伯耆大山2DAYS〜三鈷峰〜
昨日に続いて連続の大山登山
それなりに眠れ、疲れもさほど感じない
やはり噂のあのアイテムのおかげだろうか?
その話はまたにしよう。
今日目指すは三鈷峰
モンベル大山店前から登山スタートだ
昨日登った弥山も応援してくれているようだ
夏山登山道とは違いこのルートは人が少ない
閑静な石の参道を歩く
なおこの日の登山は最低限の物しか持っていっていない
昼までに登頂して昼過ぎには下山という予定をたてた
昼から雨模様の予報
どうせ昼過ぎには降りてるのだから昼ご飯も持っていかない
この判断がどう出るか?
参道の脇にある水を汲んで水分はしっかり補充
延命とあるが、どれだけ飲めばどれほど延命できるのか
されど安全という名の薬品まみれの水道水を飲むよりはこの天然水を飲むほうが確かに良さそうだと飲めばわかる
登山道入口
階段地獄はここには無い
樹林帯を歩く
苔に足をとられぬように
あまりに大好きなタイプの自然道なため思わずテンションが上がっていた
気づけば小僧よりかなり先行している
大人ならばなんともない道でも小僧にとっては岩のひとつひとつが大きいのだろう
必死にくらいついてくる姿もまた愛おしい
ここからは少し上級者向きだろうか?
自分のレベルはまだ初心者だと思っているが蒜山縦走の時にご一緒させていただいた方がユートピアコースは素晴らしくおもしろいと言っておられた
どんなもんなのか知りたい!
ユートピアコースを行く
雨が降れば水が通るのだろうか?
この道がルートなのだが
昨日登った階段地獄よりよっぽど楽しい
されど昼から雨の心配が脳裏をよぎる
しばらくこのような樹林帯を歩くことになりブナ林を眺めながら蒜山で出逢った方との話に納得した
この道は楽しい
小僧もこの表情
まだまだ余裕だな
ダイセンキャラボク
実は甘いらしいが見つからない
休憩をしていると後ろからソロの年配の登山者がやってきた
登山では足の速い登山者には「お先どうぞ」と先に行ってもらう
どうぞと声をかけたが小僧を追っかけてきたと仰る
久しぶりの大山で子づれの登山者を見つけたのでペースも合うだろうとご一緒することになった。
三人での会話も弾む
話題は今季、特に世間を賑わすクマ問題
出逢ってしまったら殺るか殺られるかという究極的な話でまとまったが対策が凄かった
御仁は以前から山に登っていたことと、自宅近くが山に囲まれた県北の方ということで何度か野生生物に出逢ったらしい。
特にイノシシは正対したら突っ込んでくるらしくヤバイらしい
そして考案されたアイテムは
なんと
ストックの先を尖らせる!
リーチがあるだけ先手をうてるらしいが…
できるなら危険生物には会わないでおきたい
かくして、この御仁、敬意と愛情を込めてロンギニスジジイと呼ばせていただく。(ロンギヌスについてはグーグル先生に)
ロンギニスジジイからいろんな話を聞き軽快に標高を上げて行く
小僧にいたっては[ロンギニスのチョコ]というHPを少し回復させるアイテムまで袋ごといただき上機嫌に
ザックに袋を入れポケットに2、3個ずつ忍ばせる
カピバラ小僧からハムスター小僧へとバージョンアップした
三鈷峰が間近に迫ってきた
ここまで標高をあげれば紅葉も楽しめる
しかし今年は鮮やかさの点ででいまひとつ
(撮影者ロンギニスジジイ)
ちょうどいい撮影ポイントで記念撮影を
このポイントから先は少し危険なポイントが点在する
あいにく写真を撮れなかったが道幅30センチくらいの崖を歩いたり
今にも崩落しそうなというより崩落現場のすぐ横を歩いたり(バリケードと虎ロープのみ)
そんな時も後ろでロンギニスジジイがサポートしてくれる
心強いサポーターが仲間に加わり小僧も順調に難所をクリア
この急な岩登りも
一人で登りきる
困難に果敢に立ち向かってこそ見えるものがある
登った者へのご褒美のようだ
しばし雄大な景色に見惚れていた
しかしゴールはまだまだ
遠くにピーク間近の避難小屋も見えてきたが小僧の体力はもつだろうか?
いずれ心配は現実となることに
難所が続く
岩壁をよじ登り
今にも崩落しそうな道を進む
嫁にこれは見せられんと思いながら
小僧も前を進もうとするので
安全を確保しながら進んで行った。
弓ヶ浜もはっきりと見えるまで登ってきた
北壁を滑り降りるルートがあるが
現在通行止め
降りるに降りれず、引き返そうにも戻れない
もはや身動きできず遭難扱いとなりレスキュー出動となるらしい
実際の様子を見に小僧をロンギニスジジイに見ててもらい下まで確認に
一人挑戦している方がいた。
蟻地獄だ
事実、行って行けなくないとは思ったが、無理は禁物。
小僧達の待つ分岐点へ戻る
幾多の難所を切り抜けたが
ここらで心配が現実に
もっとも気になっていたこと
シャリバテ
小僧、腹が減る。
持参したドーナツパンを食べて一時凌ぎ
再びピークを目指す
まもなく三鈷峰
ブルーベリーなら食えるが…
小僧、やめとけ!
ラズベリーなら食えるが…
シャリバテの小僧には美味そうに見える
ダイセンキャラボクの実を発見!
実は甘いらしいが…
種は猛毒……
小僧、やめとけ!!!
それでも前へ進む!
三鈷峰までもう少しだ!
後50メートル!
もうすぐpeak!
しかし!
まさかの!
最後の難所!
吹き飛ばされそうな強風!!!
絶壁を見た瞬間!
ひるむ小僧!!!
その場から動けない!!!
行けるのか!
ゲキを飛ばす親父!
励ますロンギニスジジイ!
しかし小僧動けない!!!
静かに
息を殺し
声もあげず
頬を伝う涙
一度気持ちが切れたら立て直すのは難しい
無念だろうが小僧の挑戦はここまでということに
小僧を安全な場所に座らせ、ロンギニスジジイとpeakを目指す
三鈷峰登頂!
(1516m)
(撮影ロンギニスジジイ)
小僧にもpeakから成功を報告
(黄色い帽子)
peakからの景色をしばらく堪能する
雄大な景色をバックに
(撮影ロンギニスジジイ)
小僧と合流してユートピア避難小屋で休憩することに
ここが小僧にとってのpeakとした
たいしたもんだ!
さてシャリバテの小僧
米が食いたいと言っている
あるのはドーナツパンの残り
チョコレートケーキ×3
実は小僧、米が食いたい発言を登山中から連発!
それを聞いたロンギヌスジジイが自らのお弁当を差し出してくれた。
さすがに申し訳なく丁重にお断りしたが…
小僧、
ありがとうございまーす
とパッケージを開けだす。
君は一生食い物に困らんな…
ありがたくありがたく半分だけいただいた。
親父もコーヒーとドーナツパンの残りで暖まる
小僧にはココアを
ビビリの代償か、おにぎりによるうれションか?真相は小僧にしかわからない
飲み終わる頃少し雨がパラついてきた。
下山時に雨だとズルズル滑って危険だ。
下山を急ぐ
ありがたく三鈷峰!
雨はすぐに止んだが、いつまた降るかわからない。
急ぎながらも慎重に
難所もサポートしながら
難所を無事に切り抜け樹林帯を歩く
雨も止んできた
この豊かな自然と出逢った人達との繋がりが小僧をまた成長させてくれるだろう
強く…
優しく…
大きく…
まっすぐに…
伯耆大山2DAYS 素敵な出逢いと壮大な山に感謝
《弥山》
活動距離8.8km
高低差 928m
活動時間7時間16分
《三鈷峰》
活動距離8.4km
高低差 758m
活動時間6時間55分
追記
10/21鳥取県を震源とする地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。
それなりに眠れ、疲れもさほど感じない
やはり噂のあのアイテムのおかげだろうか?
その話はまたにしよう。
今日目指すは三鈷峰
モンベル大山店前から登山スタートだ
昨日登った弥山も応援してくれているようだ
夏山登山道とは違いこのルートは人が少ない
閑静な石の参道を歩く
なおこの日の登山は最低限の物しか持っていっていない
昼までに登頂して昼過ぎには下山という予定をたてた
昼から雨模様の予報
どうせ昼過ぎには降りてるのだから昼ご飯も持っていかない
この判断がどう出るか?
参道の脇にある水を汲んで水分はしっかり補充
延命とあるが、どれだけ飲めばどれほど延命できるのか
されど安全という名の薬品まみれの水道水を飲むよりはこの天然水を飲むほうが確かに良さそうだと飲めばわかる
登山道入口
階段地獄はここには無い
樹林帯を歩く
苔に足をとられぬように
あまりに大好きなタイプの自然道なため思わずテンションが上がっていた
気づけば小僧よりかなり先行している
大人ならばなんともない道でも小僧にとっては岩のひとつひとつが大きいのだろう
必死にくらいついてくる姿もまた愛おしい
ここからは少し上級者向きだろうか?
自分のレベルはまだ初心者だと思っているが蒜山縦走の時にご一緒させていただいた方がユートピアコースは素晴らしくおもしろいと言っておられた
どんなもんなのか知りたい!
ユートピアコースを行く
雨が降れば水が通るのだろうか?
この道がルートなのだが
昨日登った階段地獄よりよっぽど楽しい
されど昼から雨の心配が脳裏をよぎる
しばらくこのような樹林帯を歩くことになりブナ林を眺めながら蒜山で出逢った方との話に納得した
この道は楽しい
小僧もこの表情
まだまだ余裕だな
ダイセンキャラボク
実は甘いらしいが見つからない
休憩をしていると後ろからソロの年配の登山者がやってきた
登山では足の速い登山者には「お先どうぞ」と先に行ってもらう
どうぞと声をかけたが小僧を追っかけてきたと仰る
久しぶりの大山で子づれの登山者を見つけたのでペースも合うだろうとご一緒することになった。
三人での会話も弾む
話題は今季、特に世間を賑わすクマ問題
出逢ってしまったら殺るか殺られるかという究極的な話でまとまったが対策が凄かった
御仁は以前から山に登っていたことと、自宅近くが山に囲まれた県北の方ということで何度か野生生物に出逢ったらしい。
特にイノシシは正対したら突っ込んでくるらしくヤバイらしい
そして考案されたアイテムは
なんと
ストックの先を尖らせる!
リーチがあるだけ先手をうてるらしいが…
できるなら危険生物には会わないでおきたい
かくして、この御仁、敬意と愛情を込めてロンギニスジジイと呼ばせていただく。(ロンギヌスについてはグーグル先生に)
ロンギニスジジイからいろんな話を聞き軽快に標高を上げて行く
小僧にいたっては[ロンギニスのチョコ]というHPを少し回復させるアイテムまで袋ごといただき上機嫌に
ザックに袋を入れポケットに2、3個ずつ忍ばせる
カピバラ小僧からハムスター小僧へとバージョンアップした
三鈷峰が間近に迫ってきた
ここまで標高をあげれば紅葉も楽しめる
しかし今年は鮮やかさの点ででいまひとつ
(撮影者ロンギニスジジイ)
ちょうどいい撮影ポイントで記念撮影を
このポイントから先は少し危険なポイントが点在する
あいにく写真を撮れなかったが道幅30センチくらいの崖を歩いたり
今にも崩落しそうなというより崩落現場のすぐ横を歩いたり(バリケードと虎ロープのみ)
そんな時も後ろでロンギニスジジイがサポートしてくれる
心強いサポーターが仲間に加わり小僧も順調に難所をクリア
この急な岩登りも
一人で登りきる
困難に果敢に立ち向かってこそ見えるものがある
登った者へのご褒美のようだ
しばし雄大な景色に見惚れていた
しかしゴールはまだまだ
遠くにピーク間近の避難小屋も見えてきたが小僧の体力はもつだろうか?
いずれ心配は現実となることに
難所が続く
岩壁をよじ登り
今にも崩落しそうな道を進む
嫁にこれは見せられんと思いながら
小僧も前を進もうとするので
安全を確保しながら進んで行った。
弓ヶ浜もはっきりと見えるまで登ってきた
北壁を滑り降りるルートがあるが
現在通行止め
降りるに降りれず、引き返そうにも戻れない
もはや身動きできず遭難扱いとなりレスキュー出動となるらしい
実際の様子を見に小僧をロンギニスジジイに見ててもらい下まで確認に
一人挑戦している方がいた。
蟻地獄だ
事実、行って行けなくないとは思ったが、無理は禁物。
小僧達の待つ分岐点へ戻る
幾多の難所を切り抜けたが
ここらで心配が現実に
もっとも気になっていたこと
シャリバテ
小僧、腹が減る。
持参したドーナツパンを食べて一時凌ぎ
再びピークを目指す
まもなく三鈷峰
ブルーベリーなら食えるが…
小僧、やめとけ!
ラズベリーなら食えるが…
シャリバテの小僧には美味そうに見える
ダイセンキャラボクの実を発見!
実は甘いらしいが…
種は猛毒……
小僧、やめとけ!!!
それでも前へ進む!
三鈷峰までもう少しだ!
後50メートル!
もうすぐpeak!
しかし!
まさかの!
最後の難所!
吹き飛ばされそうな強風!!!
絶壁を見た瞬間!
ひるむ小僧!!!
その場から動けない!!!
行けるのか!
ゲキを飛ばす親父!
励ますロンギニスジジイ!
しかし小僧動けない!!!
静かに
息を殺し
声もあげず
頬を伝う涙
一度気持ちが切れたら立て直すのは難しい
無念だろうが小僧の挑戦はここまでということに
小僧を安全な場所に座らせ、ロンギニスジジイとpeakを目指す
三鈷峰登頂!
(1516m)
(撮影ロンギニスジジイ)
小僧にもpeakから成功を報告
(黄色い帽子)
peakからの景色をしばらく堪能する
雄大な景色をバックに
(撮影ロンギニスジジイ)
小僧と合流してユートピア避難小屋で休憩することに
ここが小僧にとってのpeakとした
たいしたもんだ!
さてシャリバテの小僧
米が食いたいと言っている
あるのはドーナツパンの残り
チョコレートケーキ×3
実は小僧、米が食いたい発言を登山中から連発!
それを聞いたロンギヌスジジイが自らのお弁当を差し出してくれた。
さすがに申し訳なく丁重にお断りしたが…
小僧、
ありがとうございまーす
とパッケージを開けだす。
君は一生食い物に困らんな…
ありがたくありがたく半分だけいただいた。
親父もコーヒーとドーナツパンの残りで暖まる
小僧にはココアを
ビビリの代償か、おにぎりによるうれションか?真相は小僧にしかわからない
飲み終わる頃少し雨がパラついてきた。
下山時に雨だとズルズル滑って危険だ。
下山を急ぐ
ありがたく三鈷峰!
雨はすぐに止んだが、いつまた降るかわからない。
急ぎながらも慎重に
難所もサポートしながら
難所を無事に切り抜け樹林帯を歩く
雨も止んできた
この豊かな自然と出逢った人達との繋がりが小僧をまた成長させてくれるだろう
強く…
優しく…
大きく…
まっすぐに…
伯耆大山2DAYS 素敵な出逢いと壮大な山に感謝
《弥山》
活動距離8.8km
高低差 928m
活動時間7時間16分
《三鈷峰》
活動距離8.4km
高低差 758m
活動時間6時間55分
追記
10/21鳥取県を震源とする地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。
この記事へのコメント
ドラマがあったんですね。小僧の目にも涙。普段泣かない子が泣くと、こっちまでウルッとなっちゃいますね。母親は感情移入しちゃうからかな。父親でもそうなんでしょうか。父親はもっと冷静に状況判断してるんでしょうかね。
それよりジジイの正体がハッキリしてスッキリです(笑)
それよりジジイの正体がハッキリしてスッキリです(笑)
びーばーさん
御仁にはお世話になりました(^^)
またどこかの山で会えると素敵です!
小僧の挑戦まだまだ続く!
ウルっときちゃいました?この悔しさや努力が次の山だけでなく人生に役立ってくれると嬉しいですね(^^)
御仁にはお世話になりました(^^)
またどこかの山で会えると素敵です!
小僧の挑戦まだまだ続く!
ウルっときちゃいました?この悔しさや努力が次の山だけでなく人生に役立ってくれると嬉しいですね(^^)