焚き火大好き小僧

11月最後の週末の羽高湖キャンプ場

陽は差すもののすでに秋から初冬の風情になっていた。

チェクインを済まし場内をぐるりと一周。

今夜の寝床はこの地のシンボル「羽高湖」が眼前に望める芝生の湖前。



(写真は朝撮り)


寝床を完成させたところで昼食を。

父子ならいつものキッチンカースタイル


到着後から時折吹く風が冷たいが、やはりいつものルーティーンを崩すわけにはいかない。



湖を眺めながらの焼きそばはとても総額200円程でできたとは思えない旨さ。

父子で3玉など正に朝飯前ならぬ、昼飯前だ！



湖のプロムナード(散歩道)は美しく湖を周り込むように様々な色の風景を楽しむことができる。








しかし先日この地に「そよかぜ家」が降り立ったからか、プロムナードは他にもあった。








風が廻る。







陽は燦々と注ぐこの地にも、時折吹く風が冷たく体感温度を急降下させる。


たまらずタープを風陣代わりに




この一工夫で寒さは随分と和らいだ。

小僧もリラックスモードに



風陣を構えたサイト作りは功を奏し、明るいうちに「そよ家」が極寒と嘆いた強敵に立ち向かう準備を整えることに。


その間小僧はご覧の通り

釣り

戯れ

揺られる。







プロムナードを一周している間に目星を付けていた今宵の相棒を無事収穫しサイズを整えておく。



自称アックスマスターはこれでかなり楽しんでいる。

木目が縦にある木は横には鋸の方が遥かに扱いやすいのだが、コレも経験と好きにさせておく。

エリステを当ててみたり、必死に斧を振ってみたり。

息が上がった所で半分ほど鋸で横引きしてやり桁を履かせて横引きした木の裏側を斧でアタックするようにアドバイス。

一発で木は真っ二つになるのだが、折れた木が飛び跳ねるというハプニングに些か驚きいっていた。

残りの木も自分で同じようにしていたが、回を重ねるごとに上手くなるという適応力を付け、木が飛び跳ねぬよう足で抑えるというテクニックを身につけていた。

小僧がレベルを上げていく姿を見るのはなかなか優越感を感じるシーンであった。

昼のビールのせいか睡魔に襲われ、暫しテント内で就寝。


この地は森の中にあり民家も遠く静けさが熟睡へと導いていった。











どれくらい寝ていたのかは定かではない。


小僧の




『父ちゃん、そろそろ温泉いこ〜ぜ！』


の声に起こされた。



目覚めのコーヒータイムをアヒルと過ごす。













来た道とは逆方向に進路をとると15分ほどで温泉地に到着。


尾道ふれあいの里


脱衣場でGGAに絡まれる小僧。


無論、放置は言うまでもない。


裸の付き合いだ！










営地に戻る途中で誘惑に勝てなかった父子。






ネギ塩マヨ 絶品！




戻ると温泉で芯まで暖まったのだが、また風が回っている。




『こ、これがそよ家(そよ妻さん)をヘタれと格付けた極寒かっ！！！』







ついさっきまで車内では汗までかいていた。





にも関わらず、車から出た途端に急いでダウンを探す！





カバンの中…






ない







シートの下…








ない












荷台の中…











なーーーーい！！！








薄いウインドブレーカーの中にありったけの服を着込んで対応せざるをえなかった…










幸いにも気まぐれな風向きのため出かける前にタープの仕様を変更して夜に備えていたのが良かった。


前室を広くとれるよう、風を最大限防ぐことができるようにカスタマイズ。



幕内は手持ちの火器をフル稼働




たちまち幕内はぬっくぬくに。




今夜のメニュー

餃子

チルドの餃子でもスキレットなら旨い。鉄器マジックだ！


自宅で仕込んで来たブリ大根(an嫁作)

味がしっかりしみて美味



塩らーめん鍋

某有名即席麺の鍋を試してみたが、




ざんねーん！



野菜の旨味を感じる前にいつものチープな味が強い。


具材が何であろうとも 「さ⚪︎ぽろ一番！塩らーめん」になってしまう。


好きな人には好きなのだろうが…


日常に逆戻りしそうで箸が進まない。











お腹が膨らんだところで







焚き火タイム





もはや着火はお手のもの？








たわいもない話をしながらビールを飲む。



この瞬間が日々のストレスを洗い流す。

明日も頑張るエナジーチャージなのは私だけでは無い。 ………ハズ。









焚き火を楽しんだ後は再び幕内へ。


アルストで暑いぐらいに


幕が小さいと幕内温度はあっという間にあがる。


FALには天井と入り口に通気用のファスナーがある。


コレを見て真似をする方がもしいらっしゃれば、必ず通気を！アルスト利用時はホントに気をつけないとアルコールがこぼれて引火でもしたら大事になります。こんな事で不幸な事故はあってはいけません。大事な家族や幕体を失わないように！anrisaurusからのお願いです。



日本酒でブリ大根

甘辛いブリ大根には一味が旨い。

冷で酒がいくらでも入りそうなのをあと一杯だけ。ってのはどこのオヤジも同じなのか？

美味い肴には気分も良く酒が進む。



ぽっかぽかのまま今夜もお開きに。












深夜。また風が廻る。

風のプロムナードはいく通りもあるようで深夜の風はピンと張った張り綱からビビリ音が出るほど吹いていた。

小僧はグランドシート＋銀マット＋エアマットにダウンマミー

おいらはグランドシート＋銀マット＋エアマットに封筒型化繊withフリースインナー


結果は、小僧朝までぐっすり爆睡。

おいらは深夜に寒くて目が醒める。



やはり地面からの冷気が体温を奪っていくようで以前ダウンマミーで寝たときよりかなり寒かった。



それもそのはず！


その理由は夜明けとともに明らかに





凍て付く幕、凍るバケツ！




そりゃ、寒いわな。







モーニングコーヒーをモーニング焚き火で




夜明けの新鮮な空気が湖をさらに美しく映し出す。





陽が昇ってポカポカしてきた。



鏡面の如くピカピカの湖面に映し出された景色を見ながらお外ご飯。



炊きたてご飯が食欲をそそる。

味噌汁は即席でも美味い米があれば絶品の朝ごはん。

さらにハムエッグと昨日のブリ大根が並べば、

極上の朝定食の出来上がり。

父子で2合も正真正銘の朝飯前で完食となった。







食後のコーヒーにデザートまでついてこのロケーション。

風のプロムナードがいざなうは我らのホームキャンプ場なのかもしれない。

anri家がアヒルをホームとする日は近い！






















ここのアヒル



ブヒって鳴きますw